今回のインタビューの相手の方ですが、なぜかメタルメイクでの登場です・・・ その真意はわかりかねますが、インタビュー自体はちゃんとした内容になっております! 彼の素顔を知りたい方は是非ヒトクセホームページでご覧くださいませ。ちなみに、趣味はブレイクダンス、ヘヴィメタルとアート、とのことです。

では、株式会社ヒトクセCTO、 長尾俊さんとコデアル株式会社CEO:愛宕の対談です。

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愛宕 最初にヒトクセの会社について説明いただいてもよろしいでしょうか?

長尾 もともと私と代表で立ち上げた会社でして、HTML5のアニメーションやゲームを簡単に作れるツールを作っていました。それをtoBに広げ、今は動画やアニメーション広告をWebサイトに流せるようなサービスであったり、ネイティブアド関連のサービスをやっています。最近はFIT ADといって、天気変動や為替変動などの環境データが変化するタイミングを捉えて広告を流すようなサービスを博報堂さんと共同開発しています。

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参照:http://smartcanvas.net/
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参照:http://hitokuse.com/services/

愛宕 長尾さんご自身はどのような経緯で今の仕事をやられていらっしゃるのでしょうか?

長尾 もともと東京大学で機械加工をしていたり、ロボットの制御プログラムを作ったりしていまして、大学院で情報系にいました。学生時代に今の代表の宮崎とビジネスコンテストに参加する中で、起業をして現在に至ります。

自動化を促進して、人間は人間らしいことをしようよ


愛宕 まず、今後30年の働き方はどうなるのでしょうか?

長尾 各国の起業のリーダーたちが集まってできた協議会:CHREATEで今後の働き方について提唱されていて、私はこちらを参考にしています。ここでは、仕事の民主化とテクノロジーによる強化という2点が働き方に起こるであろう変化とされています。仕事の民主化というのは、ピラミッド型の組織からプロジェクトに分割され権限も分散した組織がネットワーク型の組織を構成して方向性を決めていく流れですね。グローバル化の流れで人材の流動性が高まってフリーランスやリモートワークが出てくる中でそういった働き方が適してくるということですね。テクノロジーによる強化というのは、AIなどのテクノロジーによる強化によって今まで人間の行っていた部分が機械に置き換わって、人間はクリエイティブ性・プロフェッショナル性の高いところにフォーカスできるという意味です。

ヒトクセではこれら2点の変化に合わせた体制作りを目指しています。ヒトクセでは、テクノロジーによる強化は優先的に進めていて、例えばビジネス側での作業 – 広告の配信シミュレーションやレポーティングなど自動化できそうな部分はかなりシステムで置き換えています。自動化できるところは自動化して、人間は人間らしいことをしようよ、という考えです。

仕事の民主化にも対応していきたく思っていますが、まだ現状はフルタイムの人が中心になっています。システムのマニュアル化を進めているものの、なかなか初めてのエンジニアがキャッチアップするのに時間がかかるので、こちらは課題として考えています。一方プロフェッショナル性を持つ方には単発で入ってもらってやっています。

愛宕 弊社でも似たようなところがありますね。できるだけテクノロジーによる強化を進めていますし、仕事の民主化も進められるように努力していますが、全員がリモートワーカーでということはなくて、CEO・COO・CTOはフルタイムですね。その他のメンバーはリモートワーカーで、プロフェッショナルの方々のお力をお借りしながら製品開発を進めています。

今後自然と消費者に訴えかける広告が主流になる

愛宕 今後広告はどうなっていくのでしょうか?

長尾 今広告は邪魔臭いものという印象があるので、ネイティブアドのように人の生活に溶け込むことでユーザーの心理障壁を下げ、 かつちょっと見ただけで気になっちゃうような仕掛けが必要になってくると思います。それがVRなのかリアルな世界での展開かはわからないですけれども、広告という概念から自然と商品理解ができるような形に進化していくのかなと思います。

愛宕 消費者に自然に訴えかけるという意味で、サブリミナル効果みたいなものは実際広告であるのでしょうか?

長尾 動画広告は情報量も多く印象に残ることから、潜在意識に入り込み、その場では購買につながらないかもしれませんが、商品を選ぶタイミングで想起されるような効果はあります。見せ方以外にも、FIT ADのように天気や流行りなど周りの環境が変化するタイミングに動画広告を提示することで、潜在ニーズにアプローチする方法もあります。

愛宕 どの経路で、どういうタイミングで、どういうコンテンツに触れたのか、詳細に取れるようになれば、ラストワンマイルでのコンバージョン率を、もっと手前で考えることができるようになるのかな、と思います。

ヒトクセの開発体制

愛宕 ヒトクセではどのような開発体制なのでしょうか?

長尾 個々のクリエイティビティを尊重するというコンセプトのもと、新しい技術を積極的に取り入れ、新しい物をどんどん作り出す行為を、評価しています。例えば、3ヶ月に1回開発合宿を行ったり、1ヶ月に1度実自分の実装をプレゼンして高評価であれば賞品がもらえる実装選手権を行ったりしています。

愛宕 各プロダクトではどのような開発言語を使われているのでしょうか?

長尾 3つのプロダクトがあるので、それぞれにメインのエンジニアがつきつつ、共通部分のコーディングや、開発基盤、チューニングなど横断して実装するエンジニアもつくような構成になっています。 上記3つのプロダクトそれぞれのコア技術について説明します。Smart Canvasではリッチ・動画広告の描画に関する技術に力を入れており、主にHTML5を使用しております。 描画に関するシステムに力を入れていますね。カメレオンはPhantomJSなどを使って、数千万というWebサイトの解析・抽出の研究をしています。特許も申請中です。FIT ADはRubyで作っているのですけれども、天気や株価のAPIなど外部連携が多いので、落ちないようモニタリングを充実させています。

その他の部分については、管理画面にはRails、 機械学習の部分はPython、広告配信はGoというように分けています。計測側はWebサーバーだけで処理できるようにLuaを使ったりもしています。

2パターンのエンジニアキャリア

愛宕 最後に長尾さんから何かございますでしょうか?

長尾 今後のエンジニアのキャリアプランについてですが、仕事の民主化とテクノロジーによる強化という軸に従い進むと申し上げましたが、企業には2パターンあると思っています。民主化については低いけれども、テクノロジーによる強化は進んでいるパターンと、両方高まるウーバー進化型です。前者に関しては技術だけだと厳しくて、ビジネスサイドもわかっていて技術も応用させていくようなエンジニアが求められていくんじゃないかと思います。後者はプロフェッショナルな技術やクリエイティビティを求められるので、フリーランスなどスポットでもやっていけるのですけれども、その分スキルを磨いていかなければいけないと思います。

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