今回は、個人で数多くのiPhoneアプリを企画・開発されてきている竹村さんにインタビューさせて頂きました。

(1)INTEMPO

 

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まずINTEMPOについてお聞きしました。

愛宕 INTEMPOですが、どのようなアプリなのでしょうか?

竹村 流れる音楽のリズムにのって歩くだけで、ちょうどよいタイミングで乗りたい電車がくる時間に駅に到着することができるアプリです。乗りたい電車を選択すると、駅までの距離、残り時間、ユーザの歩幅などから歩くテンポを計算し、そのテンポ(bpm)の音楽を流してくれます。

通勤や通学などの毎日同じ道を歩くという無機質な時間を楽しい時間に変え、かつ駅での無駄な待ち時間をなくすことができます。

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愛宕 音楽のbpmを使用しているんですね。それと歩幅はどのように計算しているのでしょうか。

竹村 bpmはgracenoteのAPIを使わせてもらっています。歩幅は最初に入力してもらった身長から最初逆算して、そのあとは距離とかかった時間から更新していきます。

愛宕 なるほど。どのようにしてユーザーの方にダウンロードしてもらったのでしょうか?

竹村 最初はTwitterやFacebookでの告知しか出来ませんが、メディアの方の目に止まると、アプリの紹介記事をメディアに掲載してもらえます。その記事がYahoo!ニュースに掲載されることにより、大きく拡散されることになりました。またリリース後も、アップデートの度に告知、かつ知り合い経由でメディアに記事を書いてもらったりして、ダウンロード数を増やしています。アップデートは例えば、音楽をiTunesからインストールしていない人のために、日本アーティスト協会と提携もしたんですよ。

(2)Hz

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次にHzについてお聞きしました。

愛宕 Hzですが、どのようなアプリなのでしょうか?

竹村 5秒でFacebookアカウントを周囲の全員と交換できるアプリです。5人いても10人いても「誰か1人」がボタンをタップするだけで、その場の全員がお互いのFacebookアカウントを交換することができます。

交流会や合コンなどで知り合った初対面の人同士がFacebookアカウントを交換する際、相手の名前を入力し、出てきた検索結果の一覧からその人を探し、1:1でいちいち交換する・・・というアナログで面倒な作業が必要になると思いますが、手間と時間がかかります。Hzでは、「誰かが1回」「ボタンをタップするだけ」でアカウント交換でき、これら2つの問題を同時に解決しています。

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愛宕 技術的に難しそうですね。。。

竹村 超音波通信という技術を使っています。近距離通信でよく使われるのはBlueToothやQRコードだと思いますが、ペアリングが面倒だったり、いちいち写さなきゃいけず時間がかかったりします。超音波だと身近な音を使うし、近距離通信では使いやすい技術だと思っています。技術自体はもともとあったものなのですが、使用事例があまりなかったので、チャレンジしてみました。これまでになかったシンプルさを実現できています。

愛宕 超音波通信の仕組みはどうなっているのでしょうか?

竹村 もともと特定の周波数の音はiPhoneでもAndroidでも出すことができます。そこに、こういう情報をこういうタイミングで送るといったようなプロトコルを作っています。200Hz単位の音にルールをつけて0.5秒ずつ発信することで情報交換をすることで実現しています。だいたい4~5mの範囲だと音が伝わります。

愛宕 裏では結構頑張っているんですねw少し気になるのが、その帯域の音が他の機器に使われてしまうことはないのでしょうか?

竹村 それがおそらく超音波通信がそこまで普及しない理由だと思います。あらゆるものが超音波で通信されると困ります。

愛宕 どのようにしてユーザーの方にダウンロードしてもらったのでしょうか?

竹村 やはりTwitterやFacebookでの告知をしました。はてなブックマークの新着に掲載されるために、これらのSNSでは時間をずらさずに一斉に。はてブの新着に掲載されてからは自然と広まっていきました。プレスに送ったりしてもいいですが、個人のアプリでは、広めるコツは、頑張ってバズらせて、大きなメディアに取り上げてもらうのがいいですね。

なぜ竹村さんは個人でもアプリ開発をしているのか?

愛宕 最後にお聞きしたいのですが、アプリを作ろうといったきっかけはどのように始まり、どのようにして作っていくのでしょうか?

竹村 何かしら面白そうなもの(技術やオープンデータなど)からこれを使ってみよう、と始まっている気がします。会社以外の日曜だけで作っていくので、半年から1年くらいかかります。やっぱり技術的な部分はこだわりたくて、最初のアイデアから劣化させることはしたくないです。技術的に厳しくても何かしら方法を探して、できるまでやるスタイルです。

愛宕 なぜやっているのでしょうか? 会社で作るのとプライベートで作ることで違う部分はありますか?

竹村 アプリが面白いとか、楽しく使ってもらえるのが嬉しいです。やはり個人的にあった方がいいというものと、会社で作れるものは違いますよね。でも、会社はフロントエンドをメインでやっているので、個人でアプリをやってアイデアを常に考えたりすることで、会社の業務にも役に立っているのもモチベーションになります。

これまで2つのアプリを紹介してきましたが、竹村さんは他にも、鳥取県の交通事故の発生確率が最も低いルートを検索するアプリ「PASS」やスマホを胸にはさむだけでカップ数が分かるアプリ「ChiChi(リリースはされていません)」も作られているので、興味のある方は是非ダウンロードされてみてはいかがでしょうか?

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