今回は、個人で数多くのアプリを企画・開発されている深町卓史さんにインタビューさせて頂きました。アプリのバンも経験されていて、アプリ制作における苦労話など聞けました。

愛宕 深町さんはもともと何をやられていたんですか?

深町 もともと会社でグラビアアイドルの写真集アプリを出していました。ランキングのTop10とかにも入ってて調子が良かったんです。ですが、他社さんにもASPとして提供しようと思っていた矢先に2010年2月19日の「AppStoreグラビア狩り事件」というのがあって、App Storeから50くらい消されたんですよ。忘れもしません、トラウマで日付まで覚えています笑

愛宕 たしかにGoogle PlayやApp Storeのおかげでアプリ配布のコストもすごく下がっていて、いい面もたくさんありますけど、ルールをプラットフォーム側にもたれているリスクは大きいですよね。実はWebサービスでもそれはあって、検索ワードで10位以内に入っていたWebサービスが急に圏外にされたことがあります。青ざめましたね。Webサービス・アプリだとどこかの集客手段に偏るのは良くないという教訓はあります。アプリだとプラットフォームが限られているのでしょうがない部分はあるかもしれませんけれども。歴史に学べることは多いですね。

深町さんは個人でもアプリ開発をされていると思いますが、個人開発で出せなくなったアプリはないんですか?

深町 ブラ外しアプリ「Putti」ですね。ねとらぼさんにおもしろおかしく取り上げてもらいまして、少し話題になったアプリだと思います。

2010年のグラビアアプリ一斉削除の後に、三次元の水着モデルはダメだけど、二次元はどうかと。グラビアアプリ一斉削除の前に、「PUFF!」というスカートめくりのアプリがあったのですが、あの仕組みをもっと発展させた形で作りました。ふーってやると前の女の子の汗ばんだシャツが密着して透けてきたりとか、当時(2010-11頃)、スマホのピンチイン・ピンチアウトの操作が一般的になってきたのでピンチインの操作を取り入れて仕組みを作りました。

当時中小企業に働いていたので、副業という感じで土日を使ってやっていたのですが、2年かかってめちゃめちゃ大変でした。これもバンされてしまったのですが、今は時計アプリとして公開しています。

putti

愛宕 副業でやっていらっしゃったんですね。フリーランスと個人でアプリを作る時間の比率はどれくらいですか?

深町 理想は半々ですよね。昔はできていたんですけど、今は子供がいるので時間の捻出が大変で。フリーランス以外の収入を得るために副業でやっています。

愛宕 時間を捻出するためにも副業をされているのですね。個人で収益化できたアプリなどありますか?

深町 個人のアプリで言えば「Putti」が3か月でバンされるまでに400万くらいの収益があったのですが、例のグラビア狩り事件で収益ゼロにされましたが。あとはIn Her Mindで10万くらいだと思います。

inhermind

愛宕 マネタイズはどうやられているんですか?

深町 マネタイズはバナーとインタースティシャル広告で、nendAdMobを使っています。

愛宕 今まで複数の広告を使われてきていると思うのですが、nendとAdMobを使っている理由などありますか?

深町 「コンプガチャ」というアプリを2012年のコンプリートガチャ騒動の時に山本一郎さんの切込みに乗っかる形で作ったのですが、3日で作って瞬時に25万ダウンロードくらい行ったんです。無料の総合5位くらいに乗っかったら、広告入れませんかというメールが大量に来て、いくつか試してみたのですが、どれを入れてもあまり変わらない感じで。だから入れるのが簡単なnendやAdmobがいいと思って。

compgatcha

「i立ち食いそば」にはunity Adsという動画広告も入れました。ただ、一つの広告会社だと広告が単一になっちゃうので、複数の広告会社を取り入れた方がいいと思っています。

tachigui

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