株式会社FlickfitCTO野村様に、コデアル株式会社CEOの愛宕よりインタビューさせていただきました。

最適な靴をレコメンドするFlickfit

愛宕 最初に御社のサービスについて教えてください。

野村 Flickfit という靴のレコメンドサービスです。フットスキャナを使用すると10秒ほどで足の測定ができます。その結果から、一瞬で自分の足にあった靴をレコメンドしてもらうことが可能になります。

愛宕 素敵ですね。僕は足幅が広いため、合わない靴を履くとすぐに豆ができてしまうんですよね。

野村 はい。そうした点でお困りの方は結構いるのではないかと思います。ただ、このサービスでは一番最初に女性の方、特にパンプスを履いてる方にフォーカスしています。私も実際にパンプス履いてみたのですが(笑)。やっぱり女性はおしゃれのために大変な思いをしてるんだなと痛感しました。

愛宕 実際にパンプスを履いたんですか。それはすごいですね(笑)。

野村 ええ。女性はおしゃれのために本当に努力をしている。そういった努力している女性を助けられるようなサービスになればいいなと思っています。

愛宕 この端末機械ががあればどこでもデータが取れるんですか?

野村 そうです。8月から百貨店を中心に導入を予定しているのですが、機械で足の形を測定して、そのデータを元に同じく導入して頂くシステム上で登録されている靴の中から最適なものをレコメンドします。

愛宕 オーダメイドで足にあった靴を作るのではなく、既製品の中から足にあったものを検索するのですね。

野村 はい、最初のフェイズではそうですね。オーダメイドで靴を作る、というのはやるとしてもかなり先のフェイズになると思います。

愛宕 最も痛みを伴うようなニーズがあるところにフォーカスして展開されているんですね。

野村 また、足の形を測定するサービスは他にもあるのですが、足だけでなく、靴の3Dデータも取ってるところが私達の特徴だと思っています。次のフェイズでは、足に合わないけれども履きたい靴があるお客様に、大きめのサイズを靴を用意して頂いて、インパットというシリコンパッドを使用することで、足にあった状態で履いていただけるようにする、ということを考えています。

コデアルはどのような課題を解決してくれたのか?

愛宕 現在、コデアル経由でKさんと働いていると思うのですが、Kさんは御社のどのような課題を解決してくれましたか?

野村 そうですね。一言で言うと、プロのエンジニア不足を解決してくれました。Kさんが来られるまでは、弊社ではプロパーのエンジニアは僕一人で、あとは外注だったり、インターンの学生だったりしたので……。開発を進めるにあたっての壁打ち相手が来てくれたのはとても助かっています。

愛宕 Kさんにはどのようなタスクをお願いしているのですか?

野村 大きく分けて2つですね。一つはなかなかやりたくても手がつけられなかったタスクです。具合的にはRailsやRubyのバージョンアップ。繊細な部分へのテストの追加です。もう一つは、密なコミュニケーショんの必要がない部分の開発です。現在は、店員さんがiPadを使って足のデータを元にお客様に合った靴を説明するための機能に関して、そのバックエンドの部分を丸ごとお任せしています。

コデアル経由の採用者への仕事の依頼の仕方

愛宕 結構大きな機能を任せているんですね。先ほど壁打ちと仰っていましたが、どういう風にAPIを作っておくかとか、技術的な相談やMTGをやったりもするのですか。

野村 最近では2週間に1回くらいはホワイトボードに書きながら色々話をしますね。ただ、MTGは必ずしも2週間に1回くらいの頻度でやる、というわけではなく、わりと臨機応変にやっています。最近はその頻度でのMTGが多かったというだけで、基本的には必要に応じてやっています。例えば日曜日の朝から合宿という形でがっつりとMTGをやったこともあります。

愛宕 Kさんとのコミュニケーションはどういったツールを使ってやっているのですか?

野村 基本はSlackですね。タスク管理はTrelloを使用しています。Kさんが来るまではTolleroを導入したものの、ほぼ使わないまま、付箋のタスクツールを使うようになっていたのですが、Kさんがジョインした後、Kさんの提案で他の外注の方のタスクまで、全てTolleroで管理するようになっています。

愛宕 仕事だけでなく、その回し方まで壁打ち相手になってくれているのですね。こういう回し方は、知ってる、知ってないなど経験値が重要だったりするので、そう言った知見が外部から得られるのは良いですね。具体的なタスクの割り振りはどのようにやっているのですか?

野村 これが弊社で利用しているTolleroの画面になるのですが、バックエンドからタスクを選んで開始し、その後は、doing、reviewing、doneというステータスを踏むようになっています。doingは作業中、reviewingはgithubを使用しているので、そこでプルリクを投げてレビュー待ちの状態ですね。そして完了したらdoneになります。今は大きなタスク任せているので、その中で小さな粒度の細かいものを分割してチェックしていますが、最初は本当にちょっとした改修を任せていました。

愛宕 最初は内部のこともわかっていない状態ですし、いきなり大きなものを任せると事故が多くなりますよね。うまく調整してやっているのが伝わってきます。音声通話やビデオ会話などでやりとりはしないのでしょうか?

野村 やりますよ。基本的にはチャットを使ってのやりとりがメインですし、開発的なところはKさんの方が詳しいくらいだったりするのですが、ビジネス的な観点での説明などで込み入った話をする場合に使用することもあります。

愛宕 ビジネス的観点、という話が出ましたが、そういったところを理解してもらうために、最初にまとまった時間を使って説明したりしたのでしょうか?

野村 そうですね。最初にオフィスに来てもらった際に、私達がどんなビジネスで、どんなビジョンかを徹底的に伝えました。

愛宕 事業領域への理解がないと厳しいですよね。ビジネスに対する優先順位は誰が決めるのでしょうか。プロダクトオーナー的な立場の方がいたりするのでしょうか?

野村 そこが現在弱いところだと思っています。一応、6月中旬以降に開発とディレクションができる方を加入させる予定でいます。

リモートワークの問題点と解決策について

愛宕 なるほど。適宜、課題を洗い出しながらうまく調整してやっているのですね。リモートワークで進めるにあたって、他に何か気をつけていることはありますか?

野村 開発の際に、何がいちばん時間的なロスにつながるか、というところを考えると、開発が遅いとかそういう問題ではなくて、仕様の共有が不十分なことによる手戻りや不要な考慮だと考えています。私とKさんとの間でいうと、私はどちらかというとビジュアル思考で、図に描いたイメージで考えたり伝えようとしたりすることが多いのですがKさんは文章思考なんですよね。なので、自分の考えを全て文章に落とし込んで伝えるようにしています。

愛宕 それはすごく重要ですね。弊社にも、エンジニアやデザイナー、マーケッターなど様々な職種のメンバーがいるのですが、職種によってコミュニケーションのフォーマットがかなり違ったりします。

僕もあまり文章化は得意では人間でしてwどういうフォーマットに寄せてコミュニケーションしていくか、という点についてはしばしば葛藤があります。学生インターンなどを採用していた頃は、口頭ベースだと結構違うものができてきたりしていたのですが、何故、どのような経緯でこういうものを作るのかまでをドキュメント化するようになってしっかりと巻き込みやすくなったこともあります。

コデアルだけでなく、クラウドソーシングでリモートワークを利用する場合、良い人に来て欲しい、というだけでなく、受け入れる側の仕事の仕方もどうすべきか、というところが重要になってくると思っています。お話をお聞きしていると、野村さんのところはとてもうまくやっていらっしゃるように思います。

野村 ありがとうございます。弊社のケースでいうと、ソフトウェアの場合は最悪作り直しや修正を行えば良いのですが、ハードの場合はものすごくお金がかかってしまいます。例えば最初にスペック上、ビジネス的に何ミリまでの精度が必要なのか、とか、ハードで解決する問題なのか、ソフトで解決する問題なのか、とか。その辺の剪定を間違えるとお金がかかって仕方ないという事情があります。そういった点で問題の切り分けやコミュニケーションの精度について気を使っているということはあると思いますね。

今後のコデアルに改善を望む点は?

愛宕 最後にコデアルについて改善を望む点があれば教えてください。

野村 コデアルさんは、第三者的な立場で仲介を行うサービスだと思っています。ですので、会社とリモートワーカーとの間に立って、直接やり取りしづらいコミュニケーションをもっと支援していただけたら嬉しいですね。

愛宕 具体的にどういった内容ですか?

野村 条件交渉や、転職の意思があるかどうかとか(笑)。ちょっと直接言いづらいなって内容があると思うんですよ。そういったところですね。

愛宕 率直なご意見ありがとうございます。もっとコデアルをより良いサービスにしていきたいと思います。本日はありがとうございました!

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