2017.06.26

多様な働き方が選択できる今だからこそ考えるべき、企業との関わり方とキャリアデザイン

日本でも働き方に対する柔軟性を求める動きが進み、採用方式においても従来のメンバーシップ型(※1)から、職種や産業によってはエリア限定や職種限定などの欧米で多くみられるジョブ型(※2)を取り入れる企業が増加しています。さらに、相互に自律的なパートナーシップ型(※3)という選択肢も徐々に広まりつつあります。パートナーシップ型を実践している人たちの中には、複数の収入源を持ち、一つのビジネスに依存しない「パラレルワーク」を実践する人も多くいます。彼らの基準は、会社の名前で働く先を決めるのではなく、自分が「携わりたい」と思ったプロジェクトにベクトルが向けられ、働く先を選択しています。

この、メンバーシップ型、ジョブ型、パートナーシップ型では働き手の仕事に対する考えも変わってきます。サラリーマンの総合職に多いメンバーシップ型は、企業から報酬を得るために企業に割り振られた仕事をこなす労働型思考が最も強くなります。エリア限定、時短勤務、契約社員などに見られるジョブ型は報酬を得て仕事をこなす労働型とスキルを意識して仕事を選ぶワーク型が混在したスタイル。一方でパートナーシップ型は仕事の内容や仕事を一緒にする相手の条件などを重視し、仕事に対してワーク型の思考が非常に強くなります。これは仕事を楽しみながら働いている状態であるともいえます。

仕事に対して、労働型とワーク型双方の視点を持って働くと、私達の仕事に対する意識も変わってくると考えられます。転職、副業、業務委託など自身のスキルやおかれた立場によってどの形式で企業と付き合うのがよいか選択できるのが、「すべての人にリモートワークを。」をミッションに展開する人材マッチングサービスの“コデアルです。世の中的にも多様な働き方を取り入れようとする動きが強まる中で、労働型とワーク型それぞれの持つ良い面を取り入れた組織づくりが求められているのです。

※1:日本企業に多く見られる雇用契約の一つで、日本特有の年功序列や終身雇用を前提にした、職務や勤務地を限定しない総合職の正社員のこと

※2:欧米諸国が主に採用している雇用契約であり、自分自身の専門スキルを活かして、契約内容を絞り込むことができる、限定正社員または有期契約労働者のこと

※3:企業と個人が相互に自律的な関係を有し、対等な立場で仕事を進める働き方のこと

※参考:経済産業省「「雇用関係によらない働き方」について」

<キャリアの形成も企業主体から働き手主体に傾倒!>

メンバーシップ型、ジョブ型、パートナーシップ型では、それぞれの“働く”に対するスタンスに違いがみられましたが、もう一つ“キャリアデザイン”という観点でも違いがみられます。

メンバーシップ型は一つの企業に定年まで長期間在籍し、企業の命により配属先の決定、部署異動、勤務エリアの移動が生じます。片や、働き方や働く内容を自分自身で決めるジョブ型、パートナーシップ型はキャリアデザインも必然的に、個人主体で作られることになります。前者は万能的な働き手を形成するのに役立ちますが、後者は専門性の高い働き手を多く形成します。現在は、新卒一括採用にみらえるように、メンバーシップ型の企業が多数を占める中、今後は、専門性やスキルの高い人材を求める傾向が今以上に強まることが想定され、これに比例して、働き手自身がキャリアを構築するスタイルも増加すると考えられます。

コデアルを運営しているからこそ感じるキャリアデザイン

コデアル株式会社
代表取締役社長 愛宕翔太

Q.キャリアデザインはどう変化していくと思いますか?

A.世の中の流れをみていても個人主体に傾倒していくと思います。

私達コデアルの社員は「好きな人と、好きなときに、好きなことができる」という考えを根底に仕事をしています。働くことは人生において最も長い時間を占めると言っても過言でありません。だからこそ、自分が自主的にやりたいと思ったことをやるべきだと思っています。そして、その思いを形にしてできたのが「コデアル」という私達のサービスです。

最近日本でも増加傾向にあるジョブ型、はたまたパートナーシップ型は、キャリアデザインを会社任せでなく、個人に任せる働き方だと考えています。というのも、年功序列で給料が上がっていくこれまでの企業システムは、年次に応じて職種の持ち回りが生じるなど、企業が働き手のキャリアもデザインしていたといえます。一方で、ジョブ型、パートナーシップ型は、自分のライフスタイルを意識しながら仕事を選択したり、自分自身の携わりたい仕事に選択することができます。キャリアデザインという軸のみで考えると自分自身で決めていくほうが得策だと思います。

僕個人の意見になりますが、メンバーシップ型は最後に選択するのが良いのではないかと感じます。入社する前はどんな企業なのかもわからず、若いうちは結婚したり、子供ができたりなどライフスタイルも変わることが多々ある。だからこそ、初めはジョブ型やパートナーシップ型で仕事を行い、そうこうする中で、この会社と一生やっていきたいという意志が芽生えたらメンバーシップ型の雇用契約に変更するというのがいいんじゃないかなと思います。

先程もお伝えしましたが、働くことは、自分自身のライフワークの中でも大部分を占める活動であり、だからこそ、各個人に少しでも多くのチャンスが与えられるよう、サービスを提供していきたいと思います。

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