2018.03.23

採用ミスが与えるチームへのダメージの大きさとは?

新しいメンバーを会社で受け入れる。それはワクワクする瞬間でもあり、大変なことでもあります。もしその人が一緒に働いてみても、チームとうまくやることが難しい場合、働く本人にとっても、受け入れるチームからしても大きなダメージを被ることになります。この採用ミスが与えるダメージについて、まとめてみようと思います。

実は人を新しく受け入れた時は大抵の場合は、どんなに優秀な人であったとしても、一時的には仕事の進捗は遅れ気味になることが多いです。理由は、新しく入ってきた人が新しく業務を覚えるためにインプットをしないといけないですし、既存のメンバーも新しく入ってきたメンバーに対して、情報共有する必要性が発生するからです。受け入れのための入社手続きやいろんな仕事上必要なツールに招待をしたりといろんな手間が発生します。

ただこの入社後のキャッチアップの速度はもちろん新しく入ってくるメンバーの能力やこれまでの経験にも依存しますが、社内の業務がマニュアルできちんと整備されている度合いが高ければ高いほど、早くキャッチアップされることになります。入社してから、2-3ヶ月後にようやくそのメンバーが入る前よりもチーム全体の仕事の進捗が早くなったなと感じるような状態になることが多いかと思います。

マッチするメンバーが入ってきたとしても一時的に仕事のスピードが低下することもある採用。ではもしマッチしないメンバーがチームに加わってしまった場合はどうなるのでしょうか?

これはかなり大変で、もともといたチームのメンバーがずっと疲弊し続ける原因になります。もしチームのメンバーがともに補完し合える、持ちつ持たれつで互いに大変な時はフォローし合えるような関係性であればいいのですが、新しくはいったメンバーがなかなか仕事を進めてくれない。ミスを連発し、既存のメンバーがそのフォローに追割れているという状況になると、むしろ既存のメンバーからすると仕事が増えることになるのです。

一時的にチームとして生産性が下がる2-3ヶ月間があった後もこのような状態が続くとなると、採用をすることでチームの生産性を低下させ、その上で新しく入ったメンバー受け入れ分の人件費やその他の費用が増えているという恐ろしい状態に陥ることになります。

チームに一人生産性が低いメンバーが入り続けていることで、チームにいる優秀なメンバーはこのような考えを持つようになります。

「いつまで経っても独り立ちしてもらえない」

「自分の仕事をいつも増やしてくれるばかり。自分は常にその尻拭いばかり」

「自分がやるべき仕事も止まっているので、自分の評価も下がる」

などと考え始めます。こういう状況が顕著になり出すと、優秀なメンバーから順にそのチームから抜けていくという現象が起こり始めます。そうなると、優秀なメンバーのフォローもなくなりますし、残されているメンバーでこなせる仕事量はより減るので、さらにチームにいる優秀なメンバーが疲弊することが起き始めます。また困ったことに小さなチームであればあるほど、一人あたりが離れる影響度合いは大きくなります。

それほどに新しいメンバーの受け入れとは嬉しいことでもあるのですが、間違えてしまうと恐ろしいものでもあるのです。むやみにとにかく採用だ、採用した人の数を誇るということはせず、まず一緒にチームで働いてみた上で、中長期的に一緒に働くメンバーを探してみませんか?

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