2018.11.14

将来に向けてスキルアップできる複業を。入社2年目、20代で複業をスタートしたマーケッター橋本さんにインタビュー

愛宕 はじめに、橋本さんの現在の業務内容について教えてください。

橋本 株式会社ベーシック(以下ベーシック)にて、Webマーケティング事業のカスタマーサクセス担当をしていましたが、最近マーケティングプラットフォーム事業部の事業企画へ異動しました。

複業として、自ら人事や採用担当者向けのメディア「SAIYO」の運用を行なっているほか、業務委託で新卒採用のコンサルティングとライター業務を請けています。

愛宕 新卒で入社2年目にして、多彩な活動をされていますね。複業を始めた、理由やきっかけは何だったのでしょうか?

橋本 父が地元で専門商社を経営しており、将来的に継ぐつもりなのですが、ベーシックにで年初の計画を立てるときに苦労し、「親の会社を継ぐと考えた時にこのままではダメだ」という気持ちに駆られたからです。もっとスキルアップを、と考えて今年の春から複業を始めました。

愛宕 具体的にどんな複業からスタートしたのでしょうか?

橋本 自分が社長を務めるとなった時に、事業をいちから作ったことがないというのは致命的だと思い、まずは採用担当者向けのメディアを始めました。

そのメディアや複業での取り組みをSNSで発信していく中で外部の企業様よりライター、ディレクター、コンサルティングなどのお仕事をいただけるようになりました。

愛宕 複業を始めて約半年経過した現在、感じているメリットとデメリットを聞かせてください。

橋本 メリットは、「橋本大祐」という自分の名前でお仕事をいただくことができるので、元々仕事そのものとミスマッチが少ないこと、コミュニケーションコストを削減できることです。

また、お金をいただけるので生活に余裕が生まれ、同時に自分のできること・得意なことが増えることもメリットに感じています。デメリットは特に感じていません。

愛宕 ご自身で感じている「できること・得意なこと」は具体的にどんなスキルでしょうか。反対に、不得意だとわかったスキルはありますか?

橋本 身についたスキルは、メディアを運営する上で必要不可欠である、インプット・アウトプットする力です。また自分は数字に関しては強いですが、デザインやコーディングは不得意だと分かりました。サイトをつくる際、デザインができず、同期のデザイナーの助けを借りました。複業を始めてみて、自分ひとりでできることには限界がある、ということを実感しましたね。

本業と複業のバランスと組み合わせが大事

愛宕 ベーシックの業務とご自身の複業との時間のバランスについて聞かせてください。

橋本 平日の9:30~18:30はオフィスにてベーシックの業務、それ以外の時間を副業の時間としています。平日は朝7~9時と夜9時以降、土日は一日中、複業の仕事をすることもあります。

愛宕 会社員としての仕事以外の、かなりの時間を複業にあてているんですね!大変だなと感じることはありませんか?

橋本 仕事が好きなこともあり、あまりオンオフの区別はなく、複業の仕事は基本的に毎日しています。複業の仕事は家ですることが多いです。

愛宕 ベーシックでは、昨年6月に社員の複業が解禁になったとのことですが、組織内で業務を円滑に進めるために橋本さんはどのような工夫をされていますか?

橋本 業務時間内は本業の事に集中する事です。自分の業務内容や進め方は全部Googleカレンダーで管理し、周りのメンバーや上長にもどのような仕事をしているのか見える化するようにしています。
そしてマストなのが成果を残す事です。与えられた目標の達成は当たり前。また目標だけでなく自分の役割を考えて、自ら行動するようにしています。

愛宕 ベーシックの業務のなかで複業が活かされたことはありますか?

橋本 SAIYOのサイトをベーシックの自社サービス「ferret one」を使って作成したので、使う側の視点からカスタマーにアドバイスができ説得力が増しました。

複業を始めるなら、スキルアップできるものを

愛宕 今後橋本さんはどのような働き方がスタンダードになると思いますか?

橋本 会社員としてメインの会社に勤めつつ「複業」という形で他の会社や事業に関わる働き方が浸透していき、10年後くらいには「メイン」の会社という概念ではなく、多くの会社にプロジェクト単位で参画する働き方ができるようになるのではと思います。

例えば、1週間のうち月〜水曜がA社、木〜金曜がB社というような働き方です。さらにこれが曜日でセグメントされるのではなく時間でセグメントされるのではないかと思います。

愛宕 どのような方に複業を始めることをすすめますか?また、始めるにあたり注意点があれば教えてください。

橋本 会社の名前や所属する組織の一員ではなく、自分の個人の名前で勝負をしたいという人にとってはとてもおすすめです。また、ある程度、高度なスキルを持っている人は業務委託でも人材が欲しい企業が多いはずです。今はスカウトやマッチングを促進するサービスもあるので、まず始めてみてはいかがでしょうか。

時間とお金の交換だけになるものはおすすめしません。スキルをつけられるなど他の目的もあるものが、長期的に見ても良いのではと思います。

愛宕 本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!

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